2010.04.27 (火)

ウロウロ泳ぐバスをC.C.ラウンドで攻略

みなさんこんにちは。エバーグリーンプロスタッフの福島健です。

今回は「ナーバスで気難しいプリスポーンバス」の攻略法について少し解説したいと思います。 今月オンエアされたサンテレビ「The Hit」合川ダムのときの話を元に進めますが、これから先、1ヵ月ほどの間は本当に爆発力のある釣り方なので、ぜひ参考にしてください。

■ 桜とバスのスポーニングの関係

ロケ当日、まず初めに合川ダムに到着するまでにチェックしたのは「桜」です。僕が思うに桜とバスのスポーニングはかなり関係が深いです。

もちろん天候にもよりますが、

1.桜が咲き始める頃=ステージングエリアからシャローへ移動が始まる。
2.桜が満開~散る頃=スポーニング場所を探し、シャローをうろつく。
3.桜の若葉がでる頃=スポーニング開始。

とこのような感じです。

今回見た感じでは満開~少し散る頃だったので、バスの状態はだいたい予想できました。


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■ プリスポーンバスをC.C.ラウンドで攻略

そこで、まずはセオリー通り上流へ。(ボート桟橋のある下流、そして中流エリアは濁っていたこともあったので)ボートをハイスピードで流しながらD-ZONE(3/8oz タンデムウイロー)をキャストしつつ、水温、水色、地形、カバーの状態、そして見えバスがいるかをチェック。するとやはり、上流はかなり水がクリアーでプリのバスが上がってきているのも目で確認できました。

そこですかさずサイトフィッシングへ といきたいのですが、この時期のバスの多くは産卵場所やペア探しが優先。プレッシャーも高く、普通にルアーをキャストしてもなかなか口を使いません。(ベ イトがいればエサを取りに来ている魚もいますが) それもわかっていたので、あまり深追いせず他のエリア全体を見ていきました。

ダム全体を見て回った感じでは、

1.下流~中流エリアの濁りの中でのカバーフィッシング。
2.上流でのシャローのプリスポーンバス攻略。

という2つの選択肢がありました。

結局ロケでは、やはり春らしいバスを!ということで上流へ。 狙いはゴミが溜まっている水深の浅いワンド。しかし、見えるバスは、岸から2mまでの間をウロウロと泳いでおり、かなりナーバスな状態。

そこでできるだけプレッシャーを掛けないように、バスが見えないところまでボートを離し、C.C.ラウンド1/4ozで慎重かつ丁寧にアプローチ。プリスポーンバスの習性を利用したある釣り方で、2本のグッドコンディションをキャッチすることができました。


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■ ウロウロ泳ぐバスを仕留める最重要テクニック

その釣り方とは、C.C.ラウンドを使った超々スローなズル引き

キャストは、かならず岸ギリギリ、もしくは岸に乗せる感じで。ただし、いくら着水音を抑えたキャストをしてもバスはルアーの存在に気づいて警戒しており、そのまますぐルアー動かしてしまうとバスは余計に警戒して口を使わなくなってしまいます。

なので、ルアーの波紋が消えるぐらいまで放置することが重要です。少し立つとバスはルアーの存在を忘れるので、そのときはじめてルアーを動かすとバスにスイッチが入るのです。

そのときの動かし方のキモは、ラインの重みを利用してルアーを動かすということです。ラインがたるんだ状態のままロッドをゆっくり立てていくと、ラインがピンと張る前にルアーがゆっくり動き出します。その状態を維持したまま、さらにロッドをゆっくりと立てていくことでラインの重みを利用した超スローなズル引きが可能となります。

ちなみにC.C.ラウンドのトレーラーには、ボトムでよりスローに、よりソフトに動かしたいので、少し大きいと思うぐらいのトレーラーがベストです。


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■ プリスポーンのビッグフィッシュを仕留めるための心構え

この時期のバスは食い気よりも縄張り意識の方が強く、どれだけゆっくりルアーをズル引き、バスをじらしてアピールするか。このバスをじらすという感覚を持って釣りをすることが最も大切です。ルアーを動かしたくなるのを我慢し、ルアーの存在を消すことが究極のアピールとなるのです。

ゆっくりルアーを動かすと釣り人の神経がより研ぎ澄まされ集中できます。そのせいかアタリはビックリするくらい大きく感じます。それがこの釣りの面白さでもあります。

このようなことを頭でイメージしながら釣りをすることで、この時期のバスの動きが少しずつ理解できるようになるのではないかと思います。

この釣りを試すには今がベストなシーズンです。ぜひみなさんもプリスポーンのビッグフィッシュを仕留めてください!

■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-67MH ブルーマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 12lb
ルアー:C.C.ラウンド1/4oz



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