2016.02.29 (月)

大西健太 今がベストシーズン グラスリッパーによる琵琶湖スイミングラバージグ

みなさんこんにちは、エバーグリーンプロスタッフ、琵琶湖OKガイドサービスの大西健太です。

僕が長年欲しくてテストを続けてきたラバージグがついに完成しました! グラスリッパー。名前の通りグラス(ウィード)対応のラバージグです! フィールドテストでもたくさんのバスを釣り込んで試行錯誤を繰り返してきた自信のラバージグ、グラスリッパー。いよいよデビューです!

僕が思うに、ウィードはデカバスが好むカバーです。ベイトもウィードには依存しやすく、バスが身をひそめるにも好都合。さらに、ウィードの種類にもよりますが、生えている環境がカレントが効いている場所だったりハードボトムだったりと、バスが好む条件が揃ったエリアが多いのが特徴です。

でも、ウィードはかなりややこしいカバーの部類に入るので釣りにくかったりしますよね。まず、柔らかいのでルアーにまとわりつきやすい。それでいて、琵琶湖だと広範囲に渡りウィードジャングルが広がるので、キャストしてから回収までの間、常にそのうっとうしいウィードにコンタクトすることに。

そのため、ストレスなく、かつウィードの中をしっかり狙えるウィード対応のラバージグがどうしても欲しかったんです。ラバージグはデカバスが好むルアーでもあるし、デカバスの好むウィードでデカバスの好むラバージグを高次元で操作するためにつくったのがグラスリッパーです!

このグラスリッパーは一年中使えて、しかもいろいろな使い方ができるのが特徴ですが、今回は琵琶湖南湖の定番のスイミングの釣りを紹介します。

トレーラーにシャッドテールワームなどを装着して巻くスイミングジグはすでにやっている方も多いと思いますが、ここでグラスリッパーの特徴が活きてきます。

グラスリッパーはウィードへの当たり方を考えてテストした結果、ヘッドの断面形状が前から後ろに向かって逆三角形から三角形に変化するという独特のヘッド形状になりました。このヘッド形状が、ウィードの抜けやすさとスイム姿勢の安定性を高めてくれるのです。

その結果、ウィードを気にせず巻いているだけでウィードをかわしながらバスが喰いたくなるようなアクションを演出してくれます。さらに、どのスピードで巻いてもスイム姿勢が安定してバスも見切りづらいというのも特徴です。

そして、時期的にスイミングジグが最も釣れるのは冬~春。つまり今がベストシーズン!

冬でもデカいバスは捕食するタイミングを見計らって、天候など動きやすい条件が揃えばそのタイミングでベイトを追っています。

春のプリスポーン時期も、デカバスはもちろんですが、冬の間あまり捕食しなかった個体も徐々に動けるようになり、産卵に向けてベイトを捕食するようになります。

このように捕食モードに入った個体がフィールドに多くなると、シャッドテールをトレーラーに装着したスイミングジグの有効性が高まります。

ただ、この時期はまだ水温も低く、リトリーブスピードにシビアな時期なのですが、どのスピードで巻いてもスイム姿勢が安定しているグラスリッパーは、リトリーブスピードの微調整が可能なのでよりバイト率が高まります!

さらに、ヘッド下部のV字キールにもキモが。

グラスリッパーと同時にテストを重ねていたシャッドテールワーム、ヘッドシェイカー(4〜5月頃発売予定)をトレーラーに装着したとき、ヘッドシェイカーの特徴であるヘッドウォブリングがグラスリッパーにも生まれ、V字キール左右のフラット面で水を押しながら頭を振って泳ぎます。

経験上、このヘッドの左右のウォブリングとテールのピッチによってバスのバイト数が大きく変わってくるのですが、ヘッドシェイカーとグラスリッパーは相性が抜群で、この組み合わせは互いにルアーの特性を活かした、釣れる艶かしいスイムアクションを生み出してくれます!

基本的な釣り方は、まずベイトのレンジに合わせてカウントダウンして、そのレンジを巻いてくるだけ。また、残りウィードや新芽のウィードトップにコンタクトさせながら巻いてくるのも効果的です。

グラスリッパーはカウントダウン、リトリーブスピード調整により狙いのレンジ、ストライクゾーンをキープして巻いてこれるのと、ウィードのタッチ感や抜け方がわかりやすいので操作感が良いのも強みですね!

 

ロッドはヘラクレス・EGスイミング。遠投することとフッキングを考えると7フィート以上のロッドがベスト!EGスイミングはウィードを外せるけどバスのバイトは弾かないので、巻きが軸となる展開では外せません。ラインはバスザイル・マジックハードR 16lbがおすすめです。

今回は今がベストシーズンのスイミングを紹介しましたが、今後、グラスリッパーならではの別の使い方も紹介したいと思っていますのでお楽しみに。でもまずその前に、まもなく発売になるグラスリッパー、ぜひ試してみてください。そしてバスの歯型だらけにしてあげてくださいね♪♪笑

■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-72MH EGスイミング
ライン:バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー:グラスリッパー + ヘッドシェイカー

ブログ:大西健太のOK blog
公式サイト:Onishi Kenta Official Web Site
大西健太Official Facebookページ
釣りビジョン番組「TEPPEN DASH!」公式HP


ページトップ

関連記事