■ キャスティングジグ1/4ozに強烈バイト

今回は時間の都合プリプラクティスに行けなかったので、直前2日間のみのプラクティスとなり、1日目は霞ヶ浦本湖、2日目は北浦を中心にチェックしました。直前の大雨による増水＆濁りがあったため狙いはシャロー。そして、普段はバスボートが入れないような水深にあるブッシュでポツポツとバイトがあり、くればすべてキロオーバーと好感触。

数あるブッシュのなかでも良いブッシュがあって、それはアシにリンクしていることと緑色の葉がたくさんついていることが釣れるブッシュの条件でした。バスはその葉っぱの直下に浮いていて、上目線でベイトを待ち伏せしているような感じだったので、スローなフォールスピードがキモでした。水深は60～70センチほどでしたが、フォールスピードが速いと追いかけていかず、ボトムで長時間誘わないとバイトしてくれません。

そこで、ゆっくり落とすためにと選んだルアーはキャスティングジグ シリコンラバーモデル1/4oz（プロト）+4インチクローワーム。また、視界の悪いなかでビッグフィッシュにアピールしてカバーから引きずり出すために、軽めのウエイトながらもしっかりしたフックを装備していることもキャスティングジグ・シリコンラバーモデル1/4ozを選んだ理由でした。

そんな軽めのラバージグにボリュームのあるトレーラーの組み合わせでスローにフォールさせると、気付いてブッ飛んできてバチンとひったくるように喰ってきました。それも、油断しているとバイトした瞬間にバックラッシュするような激しい持っていき方。

ただ、常にそこにいるというより、ベイトフィッシュに付いて回遊してきたバスが一時的に身を寄せている感じだったので決してバイトは多くありませんが、1日5バイトあれば6キロ。あとはタイミング次第と、この釣りで勝負することにしました。

■ 順調にキロフィッシュをキャッチ　狙い通り5バイトも……

試合初日。迷わず霞ヶ浦東岸のブッシュへ直行。しかし、朝一はノーバイト。でも、これはある程度想定内。自分を信じてタイミングを変えて同じストレッチに何回か入り直し、キャスティングジグ1/4ozをブッシュにダイレクトに撃ち込み、フォールに全神経を集中。念のためボトムまで落として2、3回誘ってを繰り返していきます。

すると10時ぐらいからアタリが出だしました。そして1本目、キロオーバー。同じストレッチを流してもう1本1,500gフィッシュを追加。やはり、魚が入ってきたときはまとまってアタリがある感じです。

その後もタイミングを変えて何回か入り直し、3バイト。しかし……3本とも痛恨のバラシ。ややこしいところを狙っているとはいえ、完全に魚と自分のリズムがかみ合っておらず、またしても大事なところで今シーズンの自分を象徴するようなミス。狙い通り5バイトはとったものの初日はリミットメイクならず、2本で2,322g、35位。でも、勝負に行っての結果なのでしかたがありません。

2日目も同じ魚を狙いに行きましたが、この日は前日と比べて若干減水。こうなると魚はカバーの奥に入りづらくなり、奥にいた魚も手前に出てくると考え、ブッシュを狙う前にまわりから狙い始めました。そしてDゾーン 3/8ozで1本、600gをキャッチ。しかし、思ったよりサイズが小さいのでブッシュ撃ちに切り替えることに。

そして、初日と同様、キャスティングジグ1/4ozのフォールで釣っていくと……狙い通りバイト。ブッシュ越しのキャストにきたので、なかでガボガボと暴れている魚を獲りにボートを寄せていきますが……痛恨のフックアウト。その後、ラバージグで1本キャッチして終了。2本1,442g。最終46位と予選通過ならず終了。

この試合も含めて今年は全戦で上位に食い込める魚を見つけていたと思います。ところが、なにかかみあわず、ミスを連発してしまい、立て直す間もなくあっという間に1年が終わってしまった感じです。

本当にまだまだ、これからも練習あるのみです。僕にとっては厳しいシーズンでしたが、この状況を乗り越えて成長していけるようがんばります。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました！

■タックルデータ
ロッド：シナジー CSYC-71H スーパーディトネーター
ライン：バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー：キャスティングジグ シリコンラバーモデル 1/4oz（プロト）+4インチクローワーム

ロッド：ヘラクレス HCSC-67MH レッドマイスター
ライン：バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー：Dゾーン 3/8oz ダブルウィローリーフ

■関連サイト：JB日本バスプロ協会・NBC日本バスクラブ公式サイト