TKIC-63ML スティングレイスーパーシェイク(トーナメントシリーズ)

ベイトフィネスというテクニックでカバーしなければならないルアーウェイト範囲は思いのほか広く、それは決して超軽量ルアーのみを扱うことを意味しません。ルアー総重量7g（3.5gスモラバに3インチトレーラーで総重量は6.5g前後）以上のウェイトを扱うベイトフィネスにおいての操作性を最適化するために誕生したロッド、それがスティングレイスーパーシェイクです。

その原型となったのはベイトフィネスの王道ロッドとして君臨するソリッドティップ搭載のデジーノ・スティングレイ66。ソリッドティップはティップが自重でわずかに垂れるため、その垂れを利用して超軽量ルアーをキャストできるのが特徴ですが、ルアー総重量が7gを超えるとティップの垂れが大きくなりすぎマイナス要素となってしまいます。

そこで、あえてベイトフィネスの代名詞とも言えるソリッドティップを搭載せずに、全身を張りのある低レジンピュアカーボンのチューブラーで統一（元ガイドまでのバット部には±30°カレイド・スーパークワトロクロス製法を採用）。オールチューブラー化によりティップの張りが明確にアップし、ソリッドティップでは扱いづらかった総重量7g以上のルアーを狙い通りコントロールすることを可能にしました。

さらに、そのチューブラーティップは、スーパーシェイクの名のとおりシェイキングに優れた性能を発揮。アングラーの意思を思い通りルアーに伝え、ソリッドティップとは異なる、刻みが利いたメリハリのあるアクションを与えることができます。ショートレングス故の軽さとチューブラーティップ故の高感度。インスピラーレ独自のセミマイクロガイドセッティングによるシャキッとした使用感。さらにはフォアグリップレス採用により驚異的な操作性を手に入れ、ハードなシェイキング性能により一層磨きを掛けています。

そのうえ、クセがなく非常に扱いやすいチューブラー・レギュラーテーパーのスティングレイスーパーシェイクは、ソリッドティップのベイトフィネス専用機に比べてバーサタイル特性が強いモデルでもあり、スモールラバージグのみならず、ネコリグ、ヘビーダウンショットリグ、ライトテキサスリグはもちろん、スモールクランクやシャッド、ミノーの操作性にも秀でています。